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開催コンセプト
名古屋市博物館に一枚の団扇絵がある。 「堀川花盛」
花見の名所であった、日置橋が描かれている。
見事な桃と桜、そして花見に繰り出した人々。
堀川沿いの桟敷や花見舟から花を楽しむ様子は楽しそうだ。
よく見ると、堀川で泳いでいる人もいる。
当時の人々にとって堀川は、生活物資の輸送路だけでなく
憩いの場となっていたことがわかる。
残念ながら、明治時代には木々が寿命をむかえ
現在の日置橋に面影は残っていないが、
時代を経た現在も堀川は流れ続けている。
堀川フラワーフェスティバルでは、
「水辺空間」と「フラワー」をキーワードに
憩いの空間を納屋橋〜錦橋に展開する。
これは、堀川開削400年となる2010年に向け、
名古屋の街・川にある価値を再認識する機会である。
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